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墓じまいは、順番を間違えると止まります

最終更新:2026年9月10日/出典は各項目に明記しています
墓じまいでいちばん多いつまずきは、順番の間違いです。 改葬許可の申請には「移す先の受入証明」が要ります。だから、行き先を決めないと役所に行けません。 そして埋蔵の証明を書くのは今のお墓の管理者なので、お寺に話を通さないと書類がそろいません。 この2つを押さえると、迷いにくくなります。

6つの手順

やることなぜこの順番か
1移す先を決める
(新しい墓地/納骨堂/永代供養墓/合葬墓/手元供養/散骨)
改葬許可の申請に受入証明が必要だから
2今のお墓の管理者に相談する
(寺院の住職/霊園の管理事務所)
埋蔵の証明を書いてもらう相手だから
3石材店に現地を見てもらう
(できれば複数社)
墓石の撤去費用が総額のいちばん大きい部分だから
4改葬許可を申請する
茅ヶ崎市なら保健所 衛生課
1と2がそろって初めて申請できる
5閉眼供養と、ご遺骨の取り出し
6墓石の撤去・更地にして返還/新しい場所に納骨

1. 移す先を決める

選択肢はだいたいこうです。費用の桁が大きく違います。

合葬・合祀は取り消せません。後から「やっぱり別の場所に」ということができなくなります。親族の合意を取ってから決めてください。

なお横須賀市営公園墓地には期限後合祀型の合葬墓があり、市自身が墓じまいの受け皿を用意しています。ただし令和8年度は使用者の募集予定がないと公表されています。

2. お寺への相談は、書類より先

ここを飛ばして書類だけ送ると、こじれます。

寺院墓地の場合、墓じまいは離檀とセットになります。長く供養してもらってきた関係を終える話なので、まず出向いて、事情を話してください。

離檀料について法律上の決まりはありません。金額をめぐって折り合わない場合は、消費生活センターや弁護士に相談する道もあります。

石材店の見積は、1社だけで決めないでください

墓じまいの費用でいちばん大きいのは墓石の撤去です。同じお墓でも、頼む石材店によって金額が変わります。無料で複数社の見積を比べられます。

神奈川10市の比較を見る

改葬許可の書類は → 茅ヶ崎市の改葬許可

3. 石材店は複数社に見てもらう

墓じまいの費用でいちばん大きいのは、多くの場合墓石の撤去です。そして金額は現地を見ないと出ません。

同じお墓でも、頼む石材店によって見積は変わります。1社だけで決めないでください。→ 費用の内訳

4. 改葬許可の申請

申請先は今お墓がある市です。茅ヶ崎市なら保健所 衛生課 環境衛生担当。郵送も可能です。

市によって書類も窓口も違います。→ 神奈川10市の比較

5・6. 供養と撤去

ご遺骨を取り出す前に閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。宗派によって呼び方も考え方も違うので、管理者に確認してください。

土の中に長く納められていたご遺骨は、湿っていたり、骨壺に水が溜まっていたりします。改葬先によっては乾燥や粉骨を求められることがあるので、事前に確認しておくと当日慌てません。

よくある質問

何から始めればいいですか。
移す先を決めるところからです。改葬許可の申請には改葬先の受入証明が必要になるため、行き先が決まっていないと手続きが進みません。茅ヶ崎市は受入証明を必須と明記しています。
お寺への相談は、いつすればいいですか。
書類を出す前です。埋蔵の証明を書くのは今のお墓の管理者なので、話が通っていないと手続きが止まります。寺院墓地の場合は離檀の話にもなるため、早い段階で一度ご挨拶に行くことをおすすめします。
石材店はいつ探しますか。
改葬先が決まり、管理者への挨拶が済んだあたりです。墓石の撤去は現地を見ないと見積が出ないため、複数社に現地を見てもらうと日数がかかります。早めに動いて損はありません。
ご遺骨は自分で運んでもいいですか。
改葬許可証を添えて運ぶ限り、自分で運ぶこと自体に法律上の制限はありません。ただし改葬先の受け入れ方法(納骨の日程調整、骨壺のサイズ制限など)は施設ごとに違うため、事前の確認が必要です。

出典:茅ヶ崎市「改葬許可申請」/横須賀市「横須賀市営公園墓地」ほか各市公式ページ(2026年9月10日確認)